千切り大根(切り干し大根)の日 (記念日 2月17日)
切り干し大根のカルシウム含有量は、生の大根の約20倍。鉄分は約49倍、食物繊維は約16倍にもなります。乾燥させることで栄養素が凝縮されるためで、昔の人が「保存食」として活用していたものが、現代では「栄養食」として再評価されています。2月17日は「千切り大根(切り干し大根)の日」です。広島県福山市に拠点を置く乾燥野菜メーカー「こだま食品株式会社」が、創立40周年にあたる2011年(平成23年)に制定しました。日付の決め方がユニークで、「千」の字を「二」と「1」に分解し、「切」の字の旁(つくり)である「七」を組み合わせて「2月17日」としています。語呂合わせというより、漢字の解体パズルです。
大根を細切りにして天日干しで乾燥させたものが千切り大根(切り干し大根)です。生産の最盛期は2月で、冬の乾燥した空気と太陽光を利用して仕上げます。気温が低いほど甘みが増し、品質が上がるとされています。主な産地は宮崎県で、全国生産量の約9割を占めています。次いで鹿児島県・愛知県と続きます。
名称は地域によって異なります。西日本では「千切り大根」、東日本では「切り干し大根」と呼ぶことが多く、京都では「軒しのぶ」という風雅な呼び名も残っています。農林水産省の食品成分データベースでは「切干しだいこん」と表記されており、呼び名は多様でも、食材としての評価は全国共通です。
こだま食品は、千切り大根をはじめとする乾燥野菜の専門メーカーとして、この日を通じて日本の伝統的な乾物文化の普及を図っています。切り干し大根は煮物だけでなく、サラダや炒め物、スープにも使えます。水で戻すだけで使えるうえ、常温で長期保存できるため、日常の食材として取り入れやすい一品です。