全日本スキー連盟設立の日 (記念日 2月15日)
1908年(明治41年)、札幌農学校(現・北海道大学)に赴任したスイス人講師テオドール・エドレル・フォン・レルヒが日本にスキーを紹介した話はよく知られていますが、スノースポーツの普及にはもう一人の外国人が関わっていました。同じころ札幌農学校に赴任したスイス人講師コラーが日本で初めてスキーを自ら製作し、その指導を受けた生徒たちが馬そり屋に頼んでスキーを作らせ、独学で技術を磨いていったのです。
その流れがやがて組織化され、1925年(大正14年)2月15日、全日本スキー連盟が設立されました。初代会長には稲田昌植男爵が就任し、創立時の加盟団体は20団体。設立と同時に全日本体育連盟へも加盟し、翌1926年には国際スキー連盟(FIS)にも加わって国際舞台への扉を開きました。
その後の歩みも速く、1923年に北海道・小樽で第1回全日本スキー選手権大会が開催されていたことからも当時の熱気が伝わってきます。1928年の第2回冬季オリンピック(スイス・サンモリッツ)には日本チームが初参加。1930年にはオーストリアのハンネス・シュナイダーが来日してアールベルク・スキー術を本格指導し、日本のスキー技術が一段と高まりました。スキー指導員制度の整備は1938年のことで、翌1939年に最初の11人が誕生しています。現在、公益財団法人全日本スキー連盟(Ski Association of Japan、略称SAJ)は東京都渋谷区神南に事務局を置き、スキーやスノーボードなどスノースポーツ全体の統括団体として機能しています。2026年8月には全日本スキー・スノーボード連盟への改称が予定されており、創立100周年を迎えた2025年以降も新たな歴史を刻み続けています。