煮干の日 (記念日 2月14日)
「に(2)ぼ(1=棒)し(4)」という語呂合わせから、2月14日は煮干の日とされています。制定したのは全国煮干協会で、煮干を食べて元気になってもらおうという思いから1994年(平成6年)に生まれました。ただし制定後しばらくの間、協会は特に広報活動もイベントも行いませんでした。記念日として存在してはいたものの、世間には知られないまま10年が経過します。
転機となったのは2004年(平成16年)です。あるラジオ番組で「煮干の日」が取り上げられると大きな反響を呼び、初めて広く注目されることになりました。同年、全国煮干協会はロゴマークの一般公募を実施。60件の応募の中から選ばれたロゴは一部メーカーの商品パッケージにも採用されています。制定から10年越しでようやく記念日としての形が整ったこの年を境に、煮干の主産地である長崎県や愛媛県、茨城県のメーカーにも認知が広がっていきました。煮干はカタクチイワシを塩水で煮てから乾燥させたもので、和食のだしとして味噌汁やうどん、煮物に広く使われています。昆布だしと合わせるとイノシン酸とグルタミン酸の相乗効果が生まれ、深みのある味わいになります。
栄養面でも優秀で、カルシウムは100gあたり約2200mgと牛乳の約20倍以上に相当します。DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸、鉄分やビタミンDも豊富で、小魚をそのまま食べる「食べるだし」として近年改めて注目を集めています。東北や九州の煮干しラーメンにも欠かせない素材で、地域の食文化に深く根付いています。
「1=棒」は煮干の細長い形を棒に見立てた読み方です。語呂合わせの中にさりげなく食材の姿が表れています。
参考リンク: