日本遺産の日 (記念日 2月13日)
2月13日は「日本遺産の日」です。「にほん(2)いさん(13)」の語呂合わせに由来し、2020年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
「日本遺産」(Japan Heritage)は文化庁が推進する制度で、地域の歴史的魅力や特色を語るストーリーを認定するものです。世界遺産登録や文化財指定が「価値付けと保護」を目的とするのに対し、日本遺産は既存の文化財を「面」として活用・発信することで地域活性化を図る点が大きく異なります。新たな規制を設けるのではなく、地域が主体となって文化財群を総合的に整備・活用し、国内外へ発信していく仕組みです。また、2月という時期に記念日を設定したのはゴールデンウィーク前の旅行先選びに影響力を持つタイミングに宣伝効果を見込んだためで、観光振興も主要な目的のひとつです。
第1回の認定は2015年(平成27年)4月24日。「近世日本の教育遺産群」(茨城県水戸市・栃木県足利市・岡山県備前市・大分県日田市)、「日本茶800年の歴史散歩」(京都府宇治市ほか)、「琵琶湖とその水辺景観」(滋賀県大津市ほか)など、24府県18件がいっせいに認定されました。その後も認定数は増え続け、2020年12月31日時点で104件の文化財群が名を連ねています。
事業の方向性は3点に整理されています。地域に点在する文化財の把握とストーリーによるパッケージ化、地域全体としての一体的な整備・活用、そして国内外への戦略的・効果的な発信です。認定を受けた地域では認知度の向上にとどまらず、住民のアイデンティティの再確認や地域ブランドの形成、さらには地方創生への貢献が期待されています。
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