ボブスレーの日 (記念日 2月12日)
最高速度130〜140km/hで氷上を疾走するボブスレーは、「氷上のF1」の異名を持つウィンタースポーツです。1938年(昭和13年)のこの日、北海道・札幌で日本初の全日本ボブスレー選手権大会が開催されたことを記念して、2月12日は「ボブスレーの日」とされています。
ボブスレーは2人乗りと4人乗りがあり、チームが一体となってそりを操縦しながらタイムを競います。スタート時には選手が全力で走りながらそりを押して加速し、乗り込んだ後はコースの曲線を読みながら体重移動でスピードをコントロールします。130km/hを超える速度域では、コーナーで4Gを超えるGがかかることもあり、パイロット(操縦者)には瞬時の判断力と高度な技術が求められます。
国際競技としての歴史は長く、オリンピックでは1924年(大正13年)にフランスのシャモニー・モンブランで開かれた第1回冬季大会から正式競技として採用されています。夏季の第1回パリ大会(1896年)から数えると、冬季オリンピックの創設と同時にスタートした、歴史ある種目のひとつです。
日本国内でボブスレーの公式競技が可能な施設は現在1ヵ所のみです。1998年(平成10年)の長野オリンピックでボブスレー・リュージュの会場となった「スパイラル」(長野市ボブスレー・リュージュパーク)で、全長1,700mのコースを備えています。この施設はリュージュやスケルトンの競技にも対応しており、日本における氷上そり競技の唯一の拠点となっています。一般向けの体験プログラムも提供されており、競技用コースを実際に滑走する機会を設けています。
1938年の第1回全日本選手権から80年以上が経過した現在も、競技人口こそ少ないながら、日本のボブスレーは国際大会への出場を続けています。設備投資が大きく参入障壁が高い競技ですが、スパイラルを拠点に次世代の選手育成が続けられています。