フードの日 (記念日 2月10日)
旅の目的が「食」である旅行スタイル、フードツーリズム。欧米ではすでに広く普及しているこの考え方を日本でも根づかせようと、2月10日は「フードの日」として制定されました。日付は「ふう(2)ど(10)」という語呂合わせ。「FOOD=食べ物」と「風土」を同時にかけた、この記念日らしいネーミングです。制定したのは、東京都渋谷区宇田川町に本部を置く一般社団法人・日本野菜ソムリエ協会。野菜や果物に関する楽しさや感動を生活者に届けることを理念とする同協会が、2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会へ申請して、認定・登録されました。
フードツーリズムとは、「地域ならではの食・食文化をその地域(土地)で楽しむことを目的とした旅」のことです。単においしいものを食べに行くというよりも、その土地の人や場所、背景と向き合いながら食文化の価値を深く味わう旅といえます。南北に長く四季折々に豊かな自然をもつ日本は、地域ごとの多様な食文化という点でも世界に誇れる資源を持っています。この記念日には、そうした日本各地の食と食文化を世界にPRするという明確な目的があります。
日本野菜ソムリエ協会の内部には「日本フードツーリズム協会」が設置されており、食をテーマにした地域づくりへの貢献と、食×観光分野の地域リーダー人材育成を理念に掲げています。同協会では「フードツーリズムマイスター」の養成講座を開設。食をテーマに地域と旅行者を結ぶプロデューサーとして、自ら食・食文化を伝えられる人材の育成に取り組んでいます。
また、地域ならではの魅力的な食文化を総合的に提供・体感できる地域を「フードツーリズムエリア」として認定・表彰する制度も設けられています。観光地としての認知だけでなく、「食で訪れたい場所」として地域が評価される仕組みは、地方創生の観点からも注目されています。2月10日のフードの日は、私たちが暮らす土地の食文化を改めて見直すきっかけになる日です。
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