二世帯住宅の日 (記念日 2月10日)
1975年、「二世帯住宅」という言葉そのものを生み出したのは旭化成ホームズでした。同社が「へーベルハウス二世帯住宅」を発売したのは昭和50年のこと。それから40年の節目にあたる2015年(平成27年)、同社は2月10日を「二世帯住宅の日」として制定し、日本記念日協会に認定・登録されました。日付は「二(に=2)世帯住(じゅう=10)宅」という語呂合わせに由来します。
二世帯住宅は、親世帯と子世帯が同じ建物に住みながらも、それぞれの生活空間を確保する住居形態です。少子高齢化が進む日本では、老親の介護や育児の分担といった観点から改めて注目を集めています。子世帯と親世帯が別々に家を構えるよりも建築コストを抑えられることも、その需要を下支えする要因のひとつとなっています。
旭化成ホームズが手がける「ヘーベルハウス」は、高い耐火性と耐震性を備えた戸建住宅として知られています。同社が開発した「二世帯住宅」の概念は、単なる同居とも、完全な別居とも異なる第三の選択肢として、日本の住まいのあり方を大きく変えました。発売から半世紀近くが経過した現在も、同社は二世帯住宅の草分けとして市場を牽引しています。二世帯住宅を設計する上で重要なのは、両世帯の生活ゾーンの切り分け方です。完全分離型・部分共用型・完全同居型の3タイプに大別され、共有する空間の範囲によって家族の距離感も変わってきます。専門家が推奨するのは、生活ゾーンをしっかり分けながらも、家事や育児で協力しやすい動線やスペースを確保することです。玄関や水まわりの共用範囲、二世帯間の行き来のしやすさを事前に十分に話し合うことが、長く暮らし続けられる住まいにつながります。