左利きグッズの日 (記念日 2月10日)
日本人のおよそ10人に1人は左利きとされています。世界的に見ても左利きの割合はおおむね10%前後で安定しており、人種や時代を超えてこの比率が維持されているのは興味深い事実です。遺伝的な影響も指摘されており、両親ともに左利きの場合、子どもが左利きになる確率は約26%にのぼるとされています。
2月10日は「左利きグッズの日」です。神奈川県相模原市に本社を置く菊屋浦上商事株式会社が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。日付は「レ(0)フ(2)ト(10)」と読む語呂合わせによるもので、この記念日には前身があります。2001年(平成13年)に「Japan Southpaw Club」が「左利きの日」を制定したのが始まりで、世界では8月13日が「国際左利きの日」として知られていますが、日本のお盆の時期と重なりイベントを開催しにくいことから2月10日が選ばれました。その後、2009年(平成21年)に菊屋浦上商事株式会社が「左利きグッズの日」として改称・再制定しました。
左利きの人が日常生活で感じる道具の使いづらさは、意外と多岐にわたります。ハサミやカッターは刃の向きが逆になるため切りにくく、定規の目盛りは右から左へ読む向きになっています。鉛筆削りのハンドル、急須の注ぎ口の向き、コルク抜きの回転方向なども、右利きを前提に設計されていることがほとんどです。フライ返しやスライサーも同様で、調理の場面でも左利きの人は工夫を強いられます。
菊屋浦上商事はこうした不便を解消するために左利き専用グッズを取り扱っており、記念日の制定にはその普及促進という明確な目的がありました。左利きの人にとって「自分のために作られた道具」を使う感覚は、右利きには想像しにくいほど快適なものだといいます。