大福の日 (記念日 2月9日)
2月9日は「大福の日」です。「ふ(2)く(9)」の語呂合わせにちなんで、東京都品川区に本社を置く総合食品商社・株式会社日本アクセスが制定し、2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。小売業における和菓子の販売促進を目的とした記念日です。
大福(だいふく)は、小豆餡を餅で包んだ和菓子の一種で、その起源は江戸時代初期にさかのぼります。元となったのは「鶉餅(うずらもち)」と呼ばれる菓子で、1771年(明和8年)に江戸・小石川の未亡人がこれを小形化し、餡に砂糖を加えたものを売り出したのが始まりとされています。
腹持ちがよいことから当初は「腹太餅(はらぶともち)」「大腹餅(だいふくもち)」の名で親しまれ、江戸の町で広く普及しました。やがて「大腹」という字では縁起が悪いと感じられるようになり、吉字を当てた「大福」へと改められたといいます。現在では定番のつぶ餡・こし餡のほか、いちご大福、よもぎ大福、チョコレート大福など多彩なバリエーションが各地で作られています。とくにいちご大福は1980年代に東京の和菓子店から広まったとされ、洋素材と和菓子の組み合わせとして定着しました。地域ごとの素材や製法を活かした大福も多く、各地の名物菓子としても知られています。福井県の羽二重餅を使った「羽二重大福」や、北海道産小豆を使った大福など、産地の素材にこだわった商品も人気を集めています。春には桜餅風の大福、夏には水大福、秋には栗大福と、季節ごとに異なるバリエーションが店頭に並ぶのも大福の特徴のひとつです。また、「大福」という名前が縁起のよい字を含むことから、贈り物や手土産としても重宝されています。
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