ふたごの日 (記念日 2月5日)

ふたごの日

日本では双子の出生数が年間で数千組にのぼります。その育児は、一人の子どもを育てるのとは根本的に異なる大変さがあります。新生児期には授乳やミルクがほぼ同時に必要になり、一人が飲み終わる頃にもう一人が泣き始めるという状況が深夜も続きます。外出時は荷物が二人分になるため、ベビーカーも専用の二人乗りが必要で、電車やエレベーターでの移動だけでも一苦労です。抱っこひも一つとっても通常品は双子に対応していないことが多く、専用品が必要になります。こうした多胎育児の現実に向き合うために生まれたのが、2月5日の「ふたごの日」です。

記念日を制定したのは、愛知県豊明市に本社を置く株式会社ベラミです。双子グッズの専門店として、双子用だっこひもをはじめとするオリジナル商品を手がけてきた企業です。日付は「ふ(2)たご(5)」という語呂合わせで2月5日とされました。記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されています。

この日のテーマは「双子および多胎児の育児がしやすい環境づくりを考える」こと。ベラミでは記念日に合わせて、双子・多胎児の育児に関わる親や支援者が集まり、情報交換や交流ができるイベントも企画しています。当事者同士がリアルに話せる場は、育児用品の充実とは別の意味で、多胎家庭の支えになっています。

「双子の日」は実は複数あります。12月13日の「双子の日」は、江戸時代に双子の出生届が認められた歴史的な経緯を持ちます。当時、双子の片方を「子返し」として届け出ず、間引きが行われることもありました。そうした慣習に対して出生届の提出が奨励された日付として、12月13日が記念日に選ばれています。また1月31日は「五つ子誕生の日」として設定されており、多胎児にまつわる記念日が年間を通じて点在しています。2月5日の「ふたごの日」はその中でも、語呂合わせ発のユニークな一日です。