No.2の日 (記念日 2月2日)
富士山の陰に隠れていても、標高3193mという圧倒的な数字を持つ北岳。琵琶湖の次でも、670km²を超える広大な水面を誇る霞ヶ浦。北海道の札幌時計台より古いと言われながら、知名度では及ばない兵庫・辰鼓楼。日本には、No.1の存在によって注目を奪われてきた「確かな実力を持つNo.2」が数多く存在します。
2月2日は「No.2の日」です。山梨県南アルプス市に事務局を置く日本No.2協会が制定し、2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。日付は、No.2にちなんで2が並ぶ2月2日に設定されています。記念日の目的は、全国各地に存在する価値あるNo.2の魅力をPRし、No.2同士が交流することで地域観光の新たな切り口を生み出していくことにあります。
代表的なNo.2のひとつが、山梨県南アルプス市に位置する北岳です。標高3193mは日本第2位で、富士山(3776m)に次ぐ高さを持ちます。ユネスコエコパークに登録された南アルプスの一角を占め、日本百名山にも選定されているこの山には、シーズンになると多くの登山客が訪れます。事務局が南アルプス市に置かれているのも、北岳の存在と無関係ではありません。
霞ヶ浦は、茨城県かすみがうら市を中心に広がる日本第2位の湖です。琵琶湖の約670km²には及ばないものの、西浦・北浦・外浪逆浦を含む霞ヶ浦水系の水面積は約220km²に達します。水郷地帯として知られ、江戸時代から舟運の要衝として機能してきた歴史があります。兵庫県豊岡市出石町の辰鼓楼(しんころう)は、1871年(明治4年)に建設された時計台で、1881年(明治14年)に時計が設置された札幌時計台(1878年建設)より建物自体は古く、現存する日本最古級の時計台として知られています。出石町は出石そばの産地としても有名で、辰鼓楼はその町のシンボルとして今も時を刻み続けています。
世界第2位の高峰K2(標高8611m)は、パキスタンとチャイナの国境に位置します。登頂難易度ではエベレストを上回るとも言われる山です。日本国内でも北海道に次いで2番目に広い都道府県は岩手県(約1万5275km²)。こうした数字を並べてみると、No.2という位置が単なる「2番目」ではなく、それ自体が誇るべき個性を持つことがわかります。