南アフリカワインの日 (記念日 2月2日)
1659年2月2日、オランダ東インド会社の役人ヤン・ファン・リーベックは日記にこう記しました。「ケープのブドウから初めてのワインが作られた」と。この一文が、南アフリカワインの歴史の起点として今日も語り継がれています。
オランダ東インド会社がケープタウンに食糧供給基地を設けたのは、インドやアジアへ向かう航路の中継地として活用するためでした。そこでブドウ栽培とワイン造りが始まったのが南アフリカワインの出発点です。アメリカ合衆国での本格的なワイン生産が1769年、オーストラリアが1788年と言われますから、南アフリカはそのどちらよりも100年以上早くワインの歴史を刻んでいます。
17世紀後半には、宗教迫害を逃れてケープ地方へ移住してきたフランスのユグノー派の人々が、ワイン製造の技術をさらに発展させました。彼らが持ち込んだ知識と経験が、南アフリカのワイン文化を根付かせる大きな力となりました。しかし20世紀後半、アパルトヘイト(人種隔離政策)による国際的な経済制裁が南アフリカを直撃し、ワインの輸出は一時的に滞ります。1990年代に民主化が進むと、ようやく輸出は回復軌道へ戻り、国際市場での存在感を再び高めていきました。
「南アフリカワインの日」は毎年2月2日。食品・酒類の総合卸売業などを手がける国分グループ本社株式会社が制定し、2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。国分グループは東京都中央区日本橋に本社を置く「食のマーケティングカンパニー」として、南アフリカワインの魅力を日本に広め、両国の友好関係を深めることを目的にこの記念日を設けています。