ツインテールの日 (記念日 2月2日)
頭髪を左右2か所で結び、両肩に垂らしたヘアスタイル「ツインテール」は、少なくとも18世紀のヨーロッパにまでその原形をたどることができます。かつて日本では「ふたつゆい(二つ結ひ)」と呼ばれていたこの髪型が「ツインテール」という名称で広まったのは、関西の同人作家・映像作家の今井聡が、1971年放映の特撮テレビシリーズ「帰ってきたウルトラマン」に登場した怪獣「ツインテール」の名をもじって自作の人形に使ったことがきっかけとされています。怪獣の名がファッション用語へと転じたという、なんとも日本的な経緯です。
1980年代、日本の漫画やアニメでツインテールは「純粋な少女らしさ」を象徴するスタイルとして描かれる機会が増えていきました。そして1992年に始まった「美少女戦士セーラームーン」で主人公・月野うさぎのロングツインテールが登場すると、その影響力は一気に拡大します。90年代半ばには安室奈美恵やPUFFYなどの人気アーティストもこのスタイルを取り入れ、ポップカルチャーを横断する定番ヘアスタイルとしての地位を確立しました。一方、海外では「ピッグテール(Pigtails)」または「ツーサイドアップ(Two side up)」などと呼ばれ、西洋でも古くから親しまれてきたヘアスタイルです。日本のアニメ・マンガ文化の世界的な普及とともに「Twin Tails」という表現もグローバルに認知されるようになり、日本発のサブカルチャーが世界のファッションに影響を与えた一例となっています。
2月2日は「ツインテールの日」です。ファッションブランドなどを展開する株式会社ラフバレーと日本ツインテール協会が制定したもので、「2(ツイン)」が重なる2月2日を記念日としました。ツインテールのもつ魅力を新たな文化として広く発信することを目的とし、2012年(平成24年)に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されています。日本ツインテール協会ではアイドルオーディションや写真集の制作、関連グッズの販売など、ツインテール文化の普及に向けた多彩な活動を続けています。