琉球王国建国記念の日 (記念日 2月1日)
1429年、沖縄本島に散在していた北山・中山・南山の三つの勢力を統一し、琉球王国を打ち立てたのが尚巴志(しょう はし)です。しかし国際社会において王国の存在が正式に認められた瞬間は、それよりも4年前、1425年2月1日にさかのぼります。中国・明王朝の宣徳帝が尚巴志に宛てた書簡がその証拠であり、琉球の外交記録書「歴代宝案」に残るこの文書こそ、琉球王国が対外的に認定された日付を示す最古の記録です。2月1日が「琉球王国建国記念の日」とされているのは、この史料に基づいています。記念日を制定したのは沖縄県那覇市に事務局を置く沖縄県観光事業協同組合で、一般社団法人・日本記念日協会の認定も受けています。
尚巴志は1372年生まれ。父・尚思紹を中山王に就かせ、1406年に察度王統を滅ぼした後、南山・北山を順次制圧して三山統一を果たしました。首都は浦添から首里(現在の那覇市)へ遷され、首里城は王城にふさわしく拡張整備されています。明との冊封関係を軸に、日本・朝鮮・東南アジア各地との交易を積極的に展開した治世は、「大交易時代」と呼ばれる琉球の繁栄期の幕開けでもありました。
「歴代宝案」は明・清との往復文書を集成した史料集で、琉球外交史研究の根幹をなす一次資料です。国家成立の基準を武力統一の年ではなく、宗主国による承認文書の日付に求めている点が、この記念日の特徴です。
2月1日には琉球村で神事と芸能イベントが開催されます。また、尚巴志ゆかりの地・沖縄県南城市では毎年11月に「尚巴志ハーフマラソン in 南城市」が開催されており、三山統一から600年近くを経た今も、その名は沖縄各地に刻まれています。