船穂スイートピー記念日 (記念日 1月27日)
1月下旬から4月上旬にかけて、岡山県倉敷市船穂町では年間約1000万本ものスイートピーが出荷されます。出荷量は全国2位を誇り、南向きの傾斜面に広がるハウスから、白・ピンク・紫など豊かな色彩の花が全国の花市場へ届けられます。高梁川に面したこの地域は、日当たり・水はけ・風通しのよさが三拍子そろい、品質の高いスイートピー栽培に適した環境が自然に整っています。冬場の低温がスイートピーの花つきを促すため、温暖すぎない瀬戸内の冬気候がむしろ好条件として機能しています。
1月27日は「船穂スイートピー記念日」です。JA岡山西船穂町花き部会が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に登録されました。日付は、品質・量ともに安定した本格的なシーズンを迎える1月であることと、「いい(1)ふ(2)な(7)お」(良い船穂)と読む語呂合わせを組み合わせたものです。地域のスイートピーをより広く知ってもらうことが目的です。船穂町でスイートピーを手がける農家は約15軒。オリジナル品種を含む44種類を栽培しており、販売額は年間約3億3000万円規模にのぼります。花束やフラワーアレンジメントに欠かせない存在として、専門店やブライダル業界からの需要も厚く、シーズン中は出荷作業が続きます。
スイートピーはマメ科レンリソウ属の植物で、イタリアのシチリア島が原産の一年草です。和名は「ジャコウエンドウ(麝香豌豆)」や「カオリエンドウ(香豌豆)」など複数あり、その名の通り甘い香りが特徴です。日本では観賞用として広く普及しており、春を告げる花として親しまれています。花言葉は「門出」で、卒業や送別のシーズンに贈られることも多い花です。