1ドア2ロックの日 (記念日 1月26日)
空き巣が鍵をこじ開けようとしても、5分以上かかると約7割が侵入を諦める——警察庁の資料をもとにした統計が示すこの事実が、「1ドア2ロック」推進の根拠になっています。玄関に鍵が2つあれば、それだけ侵入に要する時間が延び、犯行を断念させる物理的・心理的な抑止力が働きます。
「1ドア2ロックの日」は国内の錠前市場でシェア約6割を持つ美和ロック株式会社が制定した記念日です。日付の「16」は「1つのドア(1)に2つのカギ=ロック(6)」という語呂合わせに由来しています。玄関を1ドア2ロック化することで空き巣被害を減らすことを広く啓発する目的で設けられ、一般社団法人・日本記念日協会にも認定・登録されています。
空き巣の侵入手口として最も多いのは「無締まり」、次いでガラス破りやドアのこじ開けといった手段です。ピッキングやサムターン回しといった錠前を直接狙う手口に対しては、ディンプルキーを採用した錠前や、内側からサムターンを隠す専用カバーが有効です。補助錠を追加設置することで2ロック化でき、ドアに穴を開けない製品も多いため、賃貸住宅でも導入しやすいのが利点です。
美和ロックはノンタッチシリーズの電気錠も展開しており、キーをポケットや鞄に入れたまま、ドア外側のグリップにあるボタンを押すだけで施解錠できます。おサイフケータイをカギとして利用できるシステムも普及しており、利便性と防犯性を両立した製品が増えています。スマートロックと補助錠を組み合わせるなど、物理的な2ロック体制はこうした最新機器との相性も良いといえます。防犯効果を高めるには、外出時だけでなく在宅中も施錠する習慣が重要です。空き巣の侵入を10分以上遅らせると約9割が犯行を諦めるとされており、鍵の数を増やすという単純な対策が、住まいの安全を大きく底上げすることを、この記念日は改めて教えてくれます。